ネコハウス

気付けば、生活の中心が猫でした。

秋冬も「和服の日」、つづけます。

こんばんは、ヤマネコです。

今年の夏から自分のペースで始めた「和服の日」、寒くなってからも続けることを決めました。

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現在、このブログに載せている和服は、ほぼ親族が手縫いしたもの(一点ものという感覚)です。そのため見にくくて申し訳ないのですが、気持ち的な事情から色を変えるなど編集した写真を掲載しています。


もともと着物は、親族宅にすべて預けてありました。私はそれを少しずつ引き取りながら、のんびり着物生活をスタート。

以前の記事で受け取ったとご報告していたのは、「浴衣・単衣・薄物」といった夏物ばかり。着物にも季節に合わせたつくりや素材があり、秋から春にかけては「袷(あわせ)」の出番です。

その袷を9月の半ばに出してほしいとお願いしておいたところ、数日前に届けてもらえました。*1

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今回受け取ったのはすべてウールの着物だったこともあり、まずは変色するほど古くなっていた「たとう紙」の交換から。

夏に届いた着物は長襦袢まで絹でびっくりしたのですが、それが正式なものだと教えてくださったのは読者さまでした。そして届いた秋冬用はと言えば、長襦袢もウール素材です。


帯は、今回二本だけ。

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まずはシワを伸ばし、以前の方法でハンガーにかけようかなと。

まだ他にも残っているようなので、追々確認させてもらうつもりです。


それから羽織り(上着)も届けてもらえました。秋冬ですもんね。

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実はのこの柄を見てちょっとびっくりしたのです。

これは二十年以上前に母が着ていた半纏(はんてん)の柄だ、と気づいたから。子どもの頃それを肩にかけてもらったこともあり、すごく思い出深い生地との再会に胸が熱くなりました。

あれも手づくり品だったんだなあと思ったら、更に。

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余った生地でお揃いの巾着など、小物があったりも。

これらの着物が何年前の品かはっきりわからないのですが、少なくとも四半世紀以上は昔のもの。得たものすべてを手元に残して生きてはいけないけれど、私はやはり「一生もの」という言葉が好きです。


そして子どもの頃に使っていた茶道具(お懐紙入れ)を見つけて、またびっくり。

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すっかり捨ててしまったと思い込んでいたのですが、また手元に戻ってきました。ちゃんとしたお茶席に入る機会はもう滅多にないけれど、また使っていきたい道具です。中のお懐紙は十年近く前に使ったきりなので、さすがにこれは買い替え予定。

以前、ブログ「青猫文具箱」の三森さんが書かれていた「辻徳」というお懐紙屋さんがずっと気になっているのですが、京都なので…(ネットショップもあるのですが)いつかは、と胸に留めています。

www.bungunote.com

www.tsujitoku.net


そんなわけで、遅ればせながら和服も衣替え終了です。

秋冬の和服生活に関しては、これもまた読者の方から「着物はあったかいから冬にこそオススメ」と背中を押していただいていました。ようやくチャレンジできそうでワクワクのしどおし。

寒い中でも数秒で着られるから!という理由で(?)ワンピース愛用の私にとっては真逆の選択肢になりますが、それでも和服の魅力は強い。部屋が寒くてもササッとスマートに着付けをする技術、その習得を今冬は目指していこうと思います。


(なんだかサバイバルな着付け練習になりそう…)


関連記事。

※ワンピースを数秒で着る漫画(サブブログ)。


関連テーマ。


本日の猫。

「昨日のブログ」というお題(?)でインスタグラムの更新を続けているのですが、その撮影風景。

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「ちょっと邪魔なんですけど~どいてよ~」

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と言わせてもらえる幸せを、毎日噛みしめています。

*1:本当は10月くらいから袷の季節だったのですが、取りに行けなかったため私の衣替えはちょっとゆっくりになりました。