本の整理と、悲しい時の対処法。
こんばんは、ヤマネコです。
今日は午前中から、「手放す本」を買取に出す作業をしていました。結局終わらずに明日へ持ち越しですが、嬉しい発見もありました。
※仕事の関係で、一般家庭より蔵書が多いと思います。
整理中の、嬉しい発見。
発見、というか…ずっと以前に「誤って手放した」と思っていた本を見つけたんです。こういう「持ち物を把握していない状態」は私の望むところではないのですが、紛れ込んでしまった一冊を見つけた時、とても嬉しかったので良いことにしました。
溜め込む一方だったら見つけることもなかったし、片づけのご褒美、と前向きに捉えています。
見つけた本は、すこし暗い本。
漫画本なのですが、タイトルは「私たちの幸せな時間」。さっきまでこのコミカライズ版しか知りませんでしたが、韓国で映画化されているそうです。
私たちの幸せな時間 (Bunch Comics Extra)
- 作者: 孔枝泳,佐原ミズ,蓮池薫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/12/09
- メディア: コミック
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ネタバレせずに私なりに内容を書くと…
実母への憎悪を持て余して自殺を繰り返す女性と、悲しい生い立ちから無差別殺人者となった死刑囚のお話。万事うまくいくようなハッピーエンドではありません。
私の説明ほど暗くはありませんが、読後感爽快!のような話ではないし、偽善的に感じ取る人も居るだろうし、決して誰にでもオススメとは言えませんが、私は小説でも漫画でも、気持ちが不安定だったり、モヤモヤしている時にこういう内容の本を読むと落ち着きます。
そして思い出すのは、昔すこし学んだ音楽療法での「同質の原理」という言葉。簡単に言えば「悲しい時は悲しい音楽を聴くと立ち直りが早い」という考え方です。
悲しい時は、とことん悲しむ「同質の原理」。
悲しい時に、あえて明るい音楽を聴いて無理に気分を盛り上げようとすると、一時は元気になってもぶり返しが早いので、気持ちに寄り添った音楽を聴きながらゆっくり自分を癒す、そんな音楽の使い方(?)。本当に悲しい時に「元気出して」と言われるより、「辛かったね」と同調してもらえるほうが落ち着く…そういう感覚です。
今日は911の同時多発テロを思い出し、すこし穏やかな気持ちで、静かな本や音楽に触れたい…と思っていたのですが、実は鬼怒川決壊のニュースをブロ友さんの記事で知りました(テレビを観ないのが災いして…)。
台風なんてよく通るものだし、日本人は慣れているような思い込みがありましたが、侮ってはいけない自然災害だと認識を改めました。
遅まきながらお見舞い申し上げると共に、一日も早い復興をお祈り致します。
私も心静かに、自分ができること、そして今日やっておかなければならないことを考えてみます。
トラコミュ。
本日の猫。
こちらも「失うこと」を考える時、たびたび読み返す一冊です。
- 作者: ノーマコーネットマレック,佐川睦
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2007/06/26
- メディア: 単行本
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わかっていたら、できること。
ふと、今日が最後かもしれない、と考えてみると、優先すべきことが見えてくる気がします。色々思うことはありますが、ありがとう、とか、ごめんなさい、は明日に持ち越さないようにしたいです。