ネコハウス

気付けば、生活の中心が猫でした。

冬の備え、人生初の石油ストーブを買いました。

こんばんは、ヤマネコです。

悩みに悩んで、先月「石油ストーブ」を買いました。

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今の家で暮らし始めたのはちょうど五年前の秋の半ば、引越し作業と同時進行で「暖房」についても考える必要がありました。そして脳裏をちらりとよぎったのが石油ストーブ。でも当時の私は色々なデメリットを見聞きしすぎて不安になっていました。


悩んでいた要因は…

  • ストーブから発生する煤が、壁や天井を汚す。
  • 過剰加湿(湿気)で壁紙を傷める。
  • 過剰加湿(湿気)でカビの原因ができる。

など。

煤で汚れる原因はメンテナンス不足の場合が多く、自分次第でなんとかできそうでした。ブログ「ごきげんすいっち」のAKIさんが以前レポートされていた記事も再読。

akislog.hatenablog.jp

私にとってより心配だったのが、過剰に加湿されてしまうこと。石油ストーブは加湿器の比ではないくらい湿度を高め、密閉性の高い家ほど思わぬ事態を招くといった話に怖くなり、結果的に当時はあきらめたのでした。


…というような心配事も含めてこの五年間で検討しなおし、今年は意を決しとうとう買いました。

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いくつかあげた候補から選んだのは、コロナの対流型石油ストーブです。


私にとって、石油ストーブがある暮らしは人生初。もちろん親戚宅や友人宅でその温かさを体感したことはありますが「自宅にある」という経験はなく、一般的には当たり前であろう必要なものを揃えるのがちょっと大変でした。

「ポリタンクは…ストーブについてくるのだろうか?」

まずはそこから。

  • 灯油タンク
  • 灯油ポンプ
  • 灯油
  • 単一電池(本体用)
  • 単三電池(電気ポンプ用)

などを、本体以外に買いそろえました。


タンクは念のため(初体験で怖かったので)JISマークがついたものを選び、即日発送のアマゾンで注文。

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東は赤、西は青というのが灯油タンクの色として一般的なようです。他の色や素材(缶など)も検討しましたが、私の中には「危険物」という認識があったので、パッと見ただけでもわかりやすい赤いタンクを選びました。

ついでにオススメリンクのあった電池式のポンプも注文。

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ストーブ側のタンクが満タンになったら自動的に給油が止まってくれる優れもの、なのだそう。

お風呂の残り湯を洗濯機へ移すのと同じような仕組みでしょうか?

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※灯油タンクの中に入れるポンプ先端(吸取口)。

灯油だけは家族にガソリンスタンドでの購入をお願いし、ドキドキしながら、いざファースト灯油を注入。

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ただ、残念ながらこのポンプ…

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本体側の先端部分(抽出口)が、うちのストーブにはしっかり固定できませんでした。本来は垂直にカチッと嵌まるものだと思いますが、斜めになってしまう。仕方がないので手で押さえながら、おそるおそる作業スタート。

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とはいえボタンも分かりやすく、灯油も溢れることなく、(手動タイプを使ったことがないのですが)とても使いやすかったです。

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使用後は収納用ホルダーの重要性も実感。これは便利。


そうして使い始めて数日経ちました。まず、あったまるのがエアコンの比ではありません。速い。猫たちもこれまでよりノビノビ過ごせるようで、それだけでも幸せです。

それから湯たんぽも載せて、ついでの加熱。

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こういう無駄のないところがすばらしいです。

昨冬、ブログ「ヨガとシンプルライフ」のみうさんがストーブの上でお芋を焼かれていたのをいいなあと思っていたのでした。

www.yogasimplelife.com

みうさんは炊飯も試されていて、私もこれから色々!と計画中です。


問題は、ずっと心配していた過剰加湿。

実はハウスメーカー(ヘーベルハウス)にも自宅で石油ストーブを使っても大丈夫か問い合わせたことがあって、そのときは「わからない」という回答でした。実際に石油ストーブで湿度が上がることは把握されているようでしたが、「そういった実験をしたことがないので、壁紙への影響などはお答えできません(もっと丁寧なご回答でした)」と。

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だから迷ったものの、使うのは自己責任です。そのため少しだけマイルールを設定しました。

  • 基本は1~2時間ずつ使う(朝・昼・晩)
  • 使用前に窓開け換気を徹底(湿度を下げてから使う)
  • 過加湿を感じたら対策をする(窓を開ける・除湿機を使う)

こんなルールで、また灯油の消費量やコストなどの記録もとりながら、一冬使い続けてみようと思います。


私はちょっと心配症かもしれませんが、リスクを感じながらも石油ストーブを取り入れたのにはいくつか理由があります。中でも重視しているのが、「災害時の備え」。

人間はともかく、猫たちのことを考えるとライフラインが途絶えた場合の暖房設備は必須だと思う気持ちが年々高まっていました。

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今回のストーブは電源(着火のため)が乾電池、更に灯油のストックは必要になりますが、自宅の蓄えで動きます。しかも暖房を兼ねつつ調理などもできる。これらに期待する気持ちが一番大きいです。


それから先日もちょっと書いたのですが、猫たちの寝床として確立していた「こたつ」の使用に問題が出てきてしまったんです。というのも一部の猫がこたつのコードに戦いを挑むようになってしまったから…。

困る、というより、本当に危ない。

そのためこたつを壁に寄せ「コードを隠す」といった対策をとり始めたのが先月の話。それでも不安は残り、暖房の選択肢を広げる必要性を感じたのも購入の後押しとなりました。


そんなわけで今冬から石油ストーブのある暮らしが始まりました。

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それにしてもあったかい。
快適に動けるから、家事も仕事もサボれない^^;
でも猫たちも快適そうで、私も幸せ。

なんだか色々心配していたけれど、買ってよかったな、と思う以外の気持ちが今はありません。


関連記事。

※こたつを壁に寄せた話。


関連テーマ。


本日の猫。

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実は猫たちのクリスマスプレゼントも届きました。

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中身はすでに出してしまったのですが…

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やっぱり箱も好きですね!