ネコハウス

気付けば、生活の中心が猫でした。

美容健康にも良い、ぬか床のある暮らし。

こんばんは、ヤマネコです。

毎年夏になるたび気になっていた「ぬか漬け」づくり、とうとう数日前から始めました。

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ぬか漬け

米糠を乳酸菌発酵させて作った糠床の中に野菜などを漬けこんで作る日本を代表する漬物の一つである。
Wikipediaより

  • 腸内環境の改善
  • 肥満リスクを減らす
  • アンチエイジング効果
  • 疲労回復効果

…など、美容健康にも理想的。

ぬか床自体は常温(冷暗所)や冷蔵庫でも管理でき、そこに野菜などを漬けこんで数時間~一日待つだけで「ぬか漬け」になります。味や香りに独特なものがあるので、苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、私は好き。ただ、家族が食べるか分からない…ということで、我が家で始めるのにはずっとためらいがありました。でも今年は思い切って挑戦することに。


ぬか床は市販品

ぬか床を一から自分で作ることもできるそうです。

ぬか床の作り方と手入れ:白ごはん.com

ただ味の調整などを考えると完全な初心者にはちょっと難しいなと思っていました。そもそも味の見方も分からないので、今回は安心して使えるよう市販のセットで買いそろえました。

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  1. ぬか床(ビニール1kgパックが2袋)
  2. 容器(プラスチックケース)
  3. 説明書(最初の流れ・主な野菜の漬け方が記載)
  4. 追い足し用の塩*1

容器なしのセットやぬか床の量、それから他店のものとも迷いましたが、続けられる確信が持てるまではプラスチックケースがいいかなとこちらを。また、使っている材料(ぬか・唐辛子・みかんの皮・昆布他)の産地が詳しく記載されているショップは限られていて、それも選ぶ決め手になりました。


ぬか床の仕込み

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仕込み、と呼ぶには大袈裟ですが、パックに入ったぬか床を、容器に移すだけ。意外と硬めでちょっと手間取りましたが、シリコンヘラで伸ばしながら移しました。

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容器に移せばすぐに使えるので、野菜を入れます。初日はきゅうり。最初は野菜サイズに掘って、そこに埋めていたのですが…

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隙間ができてしまうようだったので、やはり説明書どおり「一端を挿して」から埋めるのが良いようでした。

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(私のように変な挑戦をしなければ)簡単です。


冷蔵庫管理

ぬか床は冷暗所に置いても良いのですが、冷蔵庫管理ができるそう。

  • 発酵がゆっくり(漬けあがりまで、常温より時間がかかる)
  • かきまぜるのは五日に一回(常温なら毎日)

早めに食べたい時は常温のほうが良さそうですが、今の季節の常温管理は不安があったため(漬けすぎると塩辛くなる)、うちは弱設定の冷蔵庫に入れました。

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丸一日(24~25時間)漬けたのですが、初日のきゅうりはちょっと薄味。でもちゃんとぬか漬けになっていて感動です!

長期間使わない時は冷凍庫で寝かせ、自然解凍で再開できるそうです。


家族は食べたのか?

食べてくれました!私にも、家族にも、それぞれに苦手な食べ物はありますが、一部の「苦手」に関しては味付けが悪いとか、工夫がないとか、そういう部分にも問題があるのかもしれないなと反省しました。このぬか漬けは気に入ってくれたようで…

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新しいきゅうりやズッキーニを買ってきてくれました。もうちょっと早く始めていれば、うちの家庭菜園でも育ててもらえたかも(?)しれません。

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中央に、ちょこっとぬか漬け。その隣のらっきょうは、ちょっと早いのですが…先日の甘酢漬け。

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ちなみに味噌汁の味噌も自家製(家族手製)です。

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それから、ぬか漬けを刻んで、揚げ玉に混ぜたもの。

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このまま食べても美味しかったのですが、冷麺とも合いそうでした。春雨サラダにぬか漬けを刻んで入れても美味しそう。


ぬか漬けのメリット・デメリット

  • 美味しいぬか漬けを食べたい、食欲。
  • 時間をかけずに常備菜を一品増やしたい、時短欲。
  • 美味しくて健康に良ければ尚良い、健康欲。
  • 手間をかけずにキレイになりたい、ズボラ美容欲。
  • 作ってみたい性分を満足させる、制作欲。

などに、満足。私はとにかく「制作欲(挑戦欲?)」が満たされただけでも幸せだったのですが、メリットはそれ以上。

デメリットは冷蔵庫(或いは他の収納スペース)の場所をとることと、手が臭くなること。かき混ぜるのは五日ごと(冷蔵庫管理の場合)ですが、野菜を入れたり出したりするのは結局毎日なので、手袋などを使わなければやはり手がニオイます。

そんな中、目から鱗だったのが、昨年、ブログ「魔法使いのシンプルライフ」のエリサさんが書かれていた「ハンドエステ」という考え方でした。

erisaslife.net

ぬか床をかき混ぜるたび、手がしっとりする…というのを、たしかにここ数日で実感中。ややオイリー(?)で、手を洗ってからもハンドクリームを塗った後のような不思議な感覚(ただし、ぬか漬けの香り)。

ぬか床記事はたくさん拝読しましたが、ハンドエステの発想は一年経っても私の心を鷲掴み。社交的なエリサさんは途中からビニール手袋を使われていますが、私は素手でぬか床をかき混ぜながら、日々ハンドエステを体感していこうと思います。


まずは夏の間のぬか漬けライフ

始めたからには長持ちさせたい、と思います。ただ、一生大事にしなければ…と自分を追い詰めていたら、今年も無理だった気がします。

だから今年のぬか床目標は「この夏の間は維持すること」。冬になったらかき混ぜるのが辛くなったり、あまり食べたくなくなったりするかもしれない…と、甘めの設定です。

でももし越冬できなかったとしたら、来夏に「ぬか床を作る」というところから始める楽しみもできます(そういえばエリサさんは、ぬか床も手づくりされていました…倣いたい)。このまま続けられる!と思えた時は、新たなぬか床容器を探す楽しみも。そんな風に考えながら今年のスタートにつなげ、楽しんでいます。


関連テーマ。


ぬか床が届いた日。

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ぬか床セットのダンボールに収まった猫。

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ちょっとだけ、ぬか色。

*1:商品ページに書かれていなかったので何だろう?と思ったのですが、説明書に記載がありました。最初は必要ありません。