半年使用のアカパックンの効果と、捨てる前の分解。
こんばんは、ヤマネコです。
年始からおよそ七ヶ月、お風呂掃除を楽にしてくれるという「アカパックン」というアイテムを使っていました。
アカパックンとは
浴槽に入れておくだけで浮かんできた垢(皮脂)を吸着するのでお湯の汚れを軽減。(中略)お風呂掃除のごしごし洗いがなくなり、お風呂掃除がらくらく簡単。
簡単に言えば、バスタブの湯に浮かべておくだけで本体が垢を吸着し、お風呂掃除が楽になるというもの。およそ200回(日)使えます。
素材にも期待
原油タンカーの座礁事故で原油の回収に使用される特殊な繊維を使用。
素材にも強力な効果が期待できそうで、更には「授産施設で加工されている」というのも試してみようと思った理由の一つでした。
わが家の現状と期待した効果
毎日お風呂のお湯を交換し、内側も磨いているため浴槽に「ぬめり」が発生したことはないと思います。
ただ、新しい湯をはって家族全員が入浴していくと、徐々に「ざらつき」のようなものが出てきます。しかもいくら掃除方法を変えても、入浴をくり返すことで再発。
※再掲。
このざらつきは、人の皮脂や水道水のカルシウム分が混ざり合ってできる湯垢だそう。毎日必ず落としても、人間が入浴する以上は再発するのも仕方がないのかなと思っていたのですが、それを軽減できるなら…という気持ちでアカパックンを取り入れました。
半年使ってみて
年始から7月の半ばまで、ほぼ毎日使用。結論から言うと私が求めていた「ざらつきの軽減」にはあまり効果がありませんでした。
やめた途端に効果を実感できる場合もあるかもしれないと思い、「使わない期間」も一ヶ月以上経過したところです。
ざらつきは落ちなかった
残念ながら浴槽の内側につくざらつきが軽減したようには感じませんでした。これまで同様、毎日ササッとこすっておかないとざらつきが蓄積しそうで、掃除が楽になったという感覚はなし。使うのをやめてからも変化がなかったと思います。
※再掲。
ちなみにバスタブ掃除には「海をまもるブラシ」を使っています。
管理が難しい
毎日お湯を抜いてしまうので、アカパックンは浴室の隅に干していました。これが、なかなか乾かず。
冬場、石油ストーブにほど近い場所(タオルなら早々に乾く距離)に丸一日干してもまだしっとり。天日でも同じ。夏場なら乾くかな?と思ったけれど変わらず。
乾燥機の使用も不可のため「湿った状態で翌日も使う」という状況で(それでも効果は変わらないと書かれていますが)、私は少し気になりました。
子どものおもちゃにはよさそう
おもちゃを持ち込みたい子どもと一緒に入浴するなら、おもちゃと掃除(軽減)道具の兼用として「多用途」という考え方ができそうです。
捨てる前に試したいこと
およそ半年間使ったアカパックンでしたが、わが家では期待したほどの効果を発揮してもらえませんでした。
それ以上に気になっていたのが、乾きにくさから発生しているかもしれないカビ。
最初からか、いつからか…うっすら黒っぽく見えていたのが気になっていました。そこで処分の前に分解してみることに。
布製なのでハサミを入れてしまおうかと思ったけれど、しぼってある部分は結束バンドで留められているだけだったので、細かく分解していけそう。
ハサミでカットして、まずはパーツを外します。
それからドキドキと開いていくと…
?
???
こういうつくりだったんですね。この時点で、表面から見えていたカビっぽいもの?はまったくなく、思い過ごし(おそらく、生地のシワの陰影)だったようだとホッとできました。
更にもう一箇所の結束バンドを切って、出てきたのがこちら。
白いボールのようなもの(おそらく不織布)をほどいていくと、長い長い…包帯?のような状態に。
そして中央には、黒いビーズ。
見た目はプラスチックのビーズ(ストローを細かく切ったようなやわらかさ)ですが、制菌効果のある竹炭が3%含まれているそう。
こんな構造になっていました。
これなら手づくりできそう…と思いましたが、素材を集めるのが難しいのかもしれません。
総括
先ほど、初めて公式サイトを確認してみたのですが…
ゴミや固形のアカを吸着する商品ではありません。
とのこと(私の購入ショップの商品ページには載っていなかった情報)。私が期待していたざらつきは、この「固形のアカ」というものに分類されるのかなと納得。
素人考えでこのざらつきが「固形化する前」に分解してくれたらいいのに…とも思ったのですが、そこまでの効果はない様子でした。
それでも試してみなければわからなかったこともあるので、半年強、自分で使った上で結論を出せてよかったと思います。
もしアカパックンを使うなら…
- 皮脂汚れの中でも「固形(ざらり)」より「油分(ぬるり)」が気になる場合。
- 浴槽のお湯は翌日以降にも追い炊きして使う。
他の方のレビューを拝読する限り、こういった条件下のほうが効果を感じられるかもしれないなと思いました。
関連トラコミュ。
本日の猫。
果物を保護するアレが最近よく手に入るので、こちらも捨てる前に活用。
なぜか、自分から顔を突っ込む。
前にも見たことがあるものだし、怖がる様子はありません。
そして、すっぽり。
「アレ、どこいった?」ときょろきょろし、気づくのは数秒後。