梨の皮の剥き方と、また手放した「当たり前」。
こんばんは、ヤマネコです。
少し前に梨をいただいて、改めて「切り方・剥き方」を調べてみました。
梨のいただき方に特殊な方法はない。
それが、これまでの私の考え方でした。でも昨年、桃の種をアボカドと同じように取り除いたり、湯剥きできることを知って以来、これまで当たり前だと思っていたことにも新事実があるのかもしれないと考えるようになっています。すごくワクワクしながら。
そんなわけでこれまでは調べるまでもないと思っていた「梨 剥き方」というワードで検索を始めたのですが、私にとっての新事実を、本当に発見しました。
と言っても剥き方についてではありません。
皮まで食べられる、という情報です。
むしろ皮にこそ栄養がつまっている…というのは他の野菜や果物でもよく耳にすることですが、梨は当たり前のように皮を取り除く(取り除かないと食べにくい)果物だと思っていたんです。
りんごは皮のまま食べることもあるけれど、梨はちょっと、と。
長年ずっと思い込んでいたことなので抵抗はありつつも、調べたからにはと試してみました。
皮つきのまま、しゃくり。
実の個体差や品種にもよるかもしれませんが、いただいた梨は意外なくらい、皮をかじっても違和感なし。するりと飲みこむこともできました。
感覚としてはりんごの皮と大差ないかなと。時々「りんごの皮も嫌」という方もお見掛けするので、そういう方にはオススメできそうにありません。子どもも食べにくいかも。でも私は、頑なに皮をよけ続けてきたのはなんだったんだろう…と思うほどでした。
更にもう一つ気づいたことが。
※ブログ写真用にナイフを使っていますが、「噛んだところ」の再現です。
実の部分よりも硬い皮は、噛み切れずに残ることがあります。これが食べにくい理由でもあると思うのですが、その状態から手でそっと開いていくと…
皮が剥けるんです。
このときは途中で切れてしまいましたが、引っぱるだけで皮が剥がれていく感覚はなんだか爽快で、しかも私の場合は包丁より「薄く」剥けるので、食べられる部分が増やせることも実感しました。
ちなみに反対側も。この上下部分の皮はどうしても身から離れにくいような気がします。
更にもう一つだけ実験をしてみたくなって、用意したのが熱湯。
ここに、切り身にした梨を投入。
カメラのレンズが湯気で曇ってしまいましたが…十秒弱で引き揚げて、改めて水に浸けます。
ドキドキしながら端からつまんでみたら…
湯剥きができました。
梨の切り身二つ分しか試していないので、これが百発百中の方法かはわからないけれど、試した分は引っかかりなく剥けました。
独りで興奮する寂しさに耐えかねてのご報告です…。
梨は、熱中症予防、夏バテや疲労回復、むくみや便秘の解消などによいとされていて、二日酔いにも効果があるそう。薬膳の本には「肺に潤いを与え、熱を冷ます」、一方で「冷え性の人は食べ過ぎに注意」とも書かれています。
また無農薬でない梨を皮まで食べる場合は、表面をしっかり水洗いすることで残留農薬リスクも下げられるとのこと。私は棕櫚たわしを使って。
そうは言っても、いきなり家族に「皮も食べるべき」と新ルールを押しつけるわけにもいかないので、今後もしばらくは剥き続けると思います。
でも、梨を食べるときに、
- 皮を剥くのは当たり前。
- 皮を剥くなら包丁は必須。
こういう「常識」だと認識していた思い込みを、また少し手放せた。私にとっては、それがとても有益でした。
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