ネコハウス

気付けば、生活の中心が猫でした。

無印良品*4ヶ月目レポ、コットンモダールという素材について。

こんばんは、ヤマネコです。

今年の3月に無印良品で「コットンモダール」という素材の羽織りものを買いました。

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私にとって意識して手にするのは初めての素材だったので何かと心配していたのですが、今のところとても良好に使えているので記録とともにご報告しようと思います。


モダールとは?

今回買ったのは「コットンモダール」という素材のもの。

コットンは綿ですが、モダールはレーヨンの一種でこちらも植物性の素材。オーストリアに拠点を置くレンチング社の商品名で、レーヨンの原材料は「木材(不特定)」なのに対し、モダールの原材料は「ブナ」に限定されるそう。

www.lenzing-fibers.com

木材原料だという説明に「化繊ではないのかな?」と思ってしまったのですが、木材パルプを原料に製造過程で化学処理を行うため、やはり化学繊維の一種。正確にはレーヨンのことを「再生繊維」と呼ぶようです。


モダールは環境にやさしい素材

更にレンチング社の公式サイトでは、自ら繁殖する(若返りする)ブナを使うことで環境にもやさしいのだと書かれていました。購入時はここまで知らなかったけれど、私にとっては嬉しい付加価値。

実際に着てみてからも、よい意味での発見がたくさんありました。


無印良品の「モダール」

私が買ったものには商品名に「コットンモダール」と入っていましたが、素材の説明としては「綿67%・レーヨン33%」と記されています。

www.muji.net


コットンモダール・四ヶ月目の感想

3月半ばに購入して使い始めたので、三ヶ月半ほどが過ぎたところです。平均して週に1~3回は着用していたと思います。

暑い日にはあまり出番がなかったけれど、涼しい(肌寒い)ときには「パジャマに羽織る」ようなルームウェアとしても使っていました。


着心地

本来は軽い素材なのだと思いますが、今回の購入品はつくりが大判なためか若干重たいと感じることもありました。着てしまえば気になりませんが、持ったときに。

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やわらかい生地はストンと落ちてしまい、空気を含むようなボリューム(ふくらみ)は求めにくいと思います。

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ただドレープ性のあるやわらかい生地なので、身体の動きに合わせた「動きのライン」をキレイに拾うのが得意な生地だと思いました。棒立ちでの写真撮影よりも、動いているときのほうが優雅な印象。

肌寒い日には羽織りものとして活躍しますが、暑い日にもべたつく感覚はありません。意外でした。


洗濯について

洗濯ペースに迷ったのですが(毎日洗うものではない気がする)、ほぼ週一ペースで洗濯。多いときで二回。ネットに入れて気軽に洗えました。前述どおり大判な生地は水を含むと重く感じるため、タグに書かれていた「形を整えて干す」が少し難しかったです。でもそこまで神経質にならなくても、さほど型崩れはしませんでした。

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あて布をすればアイロンも使えるそう(まだ使ったことはありません)。想像以上にお手入れしやすいと思いました。


現在の状態

  • 極端な縮み・伸びなし
  • 目立つ毛玉・毛羽立ちなし

新品時の「はり」は少し衰えた気がしますが、期待以上のよさでした!

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本来レーヨンは、「レーヨン混」だと毛玉になりやすく、「レーヨン100%」だと毛玉になりにくいそう。でもモダールに関しては、今回の「モダール混(コットンモダール)」でも毛玉になりにくいことが実感できました。私が見た限りでは、表も裏も未だに毛玉ゼロ。座ったりバッグを持ったりするとき擦れる部分も大丈夫。

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生地(織り方や素材の組み合わせなど)によっても違いはあるかもしれませんが、今持っているものに関してはワンシーズン(以上)の着用は余裕だと思えました。


猫との相性

意外と猫の毛がつきにくく、私はそれだけでも快適。この季節なので断言はできませんが、静電気も起きにくい印象を持っています。

今回の生地は、抱っこ中に爪を立てられてもよほど強く(穴があくほど)引っ張られなければ、傷として大きく残ることはなさそうでした。

手持ちのものが劣化したら、猫用の掛け敷き布団代わりに使いたいです。


レーヨンとモダール

店頭で「この服の感触が好きだな」と思って見るとレーヨンという場合が多く、もともと嫌いな生地ではありません。ただお手入れは難しいイメージが。

モダールは、レーヨンの一種。ただレーヨン自体は水に弱い素材で、それを克服したものがモダール。

前述の毛玉のでき方についてもそうですが、私が「なんとなく繊細すぎる(弱そうな)生地」という印象を持ったのは過去に着たことのあるレーヨン素材をイメージしていたからで、それをキレイに払拭してくれたのがモダールでした。


シルクの代用にモダール?

モダールは「シルク」の代用として使われることもあるそう。もちろんすべてにおいて同じとは言えないだろうけれど、個人的に「動物性」という理由もあってシルクの購入を控えているため、代わりに植物性のモダールという選択肢があるとわかったのは嬉しかったです。


今後のこと

改めて、コットンモダール(或いはモダール単体)の素材を選んでいきたいと思いました。洗濯しやすい植物性素材は綿と麻くらいしか認識がなかったのですが、再生繊維という選択肢もあったのだと再確認。

ただ「モダール」は綿素材などと比較したとき品数としては圧倒的に少ないと思うので、選べる機会があれば積極的に、という感覚で取り入れていきたいです。


関連トラコミュ。


昨日に引き続き、早朝の猫。

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カゴで寝ていた子がたまらないポーズになっていました。
どうしておててがそろっているの…!と興奮しながらも、静かにカメラをとりに行ってきました。

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まだ眠いんだけど…

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そろそろぼくのごはん用意したいんでしょ?(という顔)