ネコハウス

気付けば、生活の中心が猫でした。

クローゼットの捨てない家具の、今。

こんばんは、ヤマネコです。

捨て熱、というわけではないのですが、色々なものを見直す中で最近優先的にチェックしているのが「大きめの家具」。

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わが家のクローゼットの中には、タンスがあります。チェストと呼ぶべきでしょうか?IKEAのMALMシリーズ、引出し三つのタイプです。

www.ikea.com

このホワイトを二つ並べて設置、引出しは全部で六つになります。


2013年の設置当初、それまで畳んで床に置くしかなかったTシャツやパンツ類にようやく定位置ができると大感激。けれど実際に使い始めてから、すぐに「これでは収納が足りない」という不満がでてきました。

その頃は既に持ち物も服も減らし始めていたはずなのに…それだけものが多かったのだと痛感しました。


そこで当然の自問自答。

収納を増やすか、ものを減らすか。
右に行くか、左に行くか。


たったそれだけの選択ですが、その岐路で「減らす」方向に進むことができてよかった、と私は思います。

たくさんのアイテムを活用しながらオシャレを楽しめる性分だったら違う感想に辿り着いていたかもしれないけれど、私はそうではなかったから。


その後、服が減るにつれてほとんどの服をハンガー収納できるようになり、チェストの中身が(とくに私のスペースが率先して)一度は空っぽになりました。

ただこのチェストそのものを手放すと、今度は小物を収めておく場所がなくなってしまうので、今は用途を変えて愛用しています。

  • 靴下や下着(予備ワンセット分も含む)
  • 非日常着(水着・ユニフォームなど)
  • 和装用の小物
  • 冠婚葬祭用の小物

といった細々したものや吊るしての収納がしにくいものを、家族全員分、六つの引出しに収めるようになりました。


そんなチェストの上ですが、最近また新しい用途が増えました。

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それが猫のベッドとしての活用です。
(チェスト上にマットを敷いているのは、猫のためです)


一匹狼派の彼は、年代が違う他の(元気すぎる)猫たちと、常に一緒にはいたがりません。年齢や体力的にもちょっと疲れてしまうようで、別室で過ごす(行きたがる)ことが増えました。

それが、クローゼットのある寝室。

だからといって洋服を収める場所に猫の定位置をつくるなんて非常識と思われてしまうかもしれません。たしかに吊るしてある衣類に猫の毛がつくリスクはあります。

でも彼がそう望むなら、いいかなと。

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むしろここが空いていてよかったと思います。


この家具を設置当初、入りきらない服はチェストの上にも山積みでした。この真上にハンガーポールがあるのですが、そこから吊り下げられる服と、畳まれてチェストの上に置かれた服が片っ端から干渉して、もうごちゃごちゃ。ハンガーにかかった服をかき分けて、畳んである服を探す有様。せっかく収納家具を買ったのに。

これではいけないと整理を始め、かきわけるべき服が激減し、そのおかげで猫が手足を伸ばして過ごせる場所が確保できた。猫が求める場所に、猫の定位置をつくってあげることができた。

それってすごく、わが家らしい暮らし方の改善だと思います。


そんな風に前向きに考え始めたら、ここで寝る子の毛が服につくくらい、なんてことないと思えるようになっていました。猫も服も、ブラッシングしてお手入れすればいいだけの話。

毎日大きな山やら森やらをかきわけて服を探していた頃と比べたら、今の暮らしはなんて楽なんだろうと。


なんでもかんでも猫さまの言う通り、とはいかないけれど、人と猫との間の折衷案を手探りしながら暮らしの見直しを進めるのが心地いいなと思っています。

それができる理由の一つとして、ものを減らしたこと、これが大きな一歩だったのはたしかです。


関連トラコミュ。


本日の猫。

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ひとり、こぢんまり眠る子あれば…

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場所を取り合いながらも、添い寝を求める子あり。

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我関せずで、ちゃっかり自分のスペースを確保する子もおります。