ネコハウス

気付けば、生活の中心が猫でした。

外出先で、コーデがかぶって苦笑い。

こんばんは、ヤマネコです。

少し前なのですが、初対面の人と服がかぶってしまいました。

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  • 気の合う友達に会いに行ったら、服の好みが似通いすぎてペアルックのようになってしまった。
  • ファストファッションで出かけたら、近くに座った見知らぬ人と同じデザインの服を着ていた。

私はどちらも経験があります。

だから目立ちにくいインナーや部屋着はともかく、ファストファッションの服は(デザインにもよりますが)着て出かけるのが難しいというご意見にも納得。「おそろいだ」って笑いあえる関係の人だったらいいけれど、気まずくなることのほうが多かったからです。


でもその日、私がどきりとした相手は初対面。しかも私が(たぶん相手も)着ていたのはファストファッションではありませんでした。…いえ、私の服はネットで買った低価格のワンピースだから、そう言えなくもないのでしょうか。

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※ナチュラルセンスのブラック・ネイビーの色チ買い。再掲。

でも有名なユニクロやGU、愛用アイテムの多い無印良品のものよりは流通量が少ないような気がして、完全に油断していたのです。


と言っても、実は洋服のメーカーなどがかぶったわけではありません。全然違うブランドの服。それどころか細部のデザインも大きく違い、私の限りなくシンプルなワンピースに対し、相手の方(以下、Aさん)が着ていたのは襟やボタンなどに細工もある、より女性的な雰囲気のワンピース。

何がかぶったのか?と言うと、「色」です。


私が着ていたのは、こんな感じでした。

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正確には、もう一着のネイビーのほうだったのですが、とにかく首から膝まで濃紺一色のワンピース。そして羽織っているのは、昨夏の終わりに買った麻のカーディガン。実物はサーモンピンクのようなオレンジのような…そんな色合いで、私にとっては数少ない派手めの(?)カラーでした。

この二色が、丸かぶり。遠目ではそっくりに見えたかもしれません。


最初にパッと見て「あっ」と思ったのは、たぶんお互いさまで、一瞬目があいました。ただ初対面なので私からはそのことに触れられず(万が一、嫌な顔をされたら怖いし)、そもそもそんな風に考えること自体が自意識過剰かな?と思いました。Aさんはもちろん、周囲の誰もそのことを口にしませんでしたから。

が、しばらくして「いや自意識過剰じゃない」と実感。

誰も突っ込まなかったけれど、確実に気づかれて、意識されていたと思います。その日は二度ほどAさんに間違えられ、その都度いろんな方に苦笑いさせてしまったので、確実に。

Aさんと私では背格好もまったく違うのですが、皆さん作業中で書類やパソコンに視線を落としながら声をかけ、「あ、ごめんなさい」ということが続きました(失礼ながら「身幅」は似ている感じでした)。たぶんカーディガンの色合いが紛らわしかったのだろうなと。*1


気づけば、肝心のAさんからは明らかに距離を置かれていました。

初対面のAさんにそのまま嫌われてしまったかはわかりませんが、あまり並んでいたくない、その思考と行動は理解できました。

私自身は嫌だった…というよりは、嫌な思いをさせてしまっているかもしれない居たたまれなさがあったし、(自分も含めて)誰も突っ込まない空気の重さ(?)のようなものを感じて、気まずい気持ちで過ごしていました。

今思えば「脱ぐ」という選択肢もあったはずですがなぜか思いつかず、たとえ思いついたとしても、あからさますぎて行動には移せなかったかもしれません。


ワンピースはともかく、カーディガンの色がかぶったことには驚きました。すごく個性的というほどではないと思うのですが、いわゆるベーシックカラーからは外れる色だったから。

そしてその日は奇遇にも他の人たちの服装(全員私服)があまりカラフルではなかったので、なおさら目立ったのだと思います。


既製品の服を着る以上は「誰かとかぶる可能性」がいつもどこかにあるのだろうけれど、店舗数の多いファストファッションとベーシックな柄物を避ければひとまず安心だ!と思い込んでいた私にとって、衝撃的な経験でした。こういうパターンもあったんですね…。

そして「絶対かぶることはない」と確信していた服がかぶってしまったときほど、余計にダメージが大きい。それを痛感する機会にもなったのでした。


関連トラコミュ。


本日の猫。

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諸事情から本文中では黒いワンピースの写真でしたが、本当は「気まずかったワンピース」はこちらのネイビー。

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濃い色の服はついた猫の毛が目立つデメリットもありますが、見えやすい汚れはお手入れもしやすい、今回はそう捉えています。

*1:これは想像ですが、おそらくAさんはこの色のカーディガンをよく着ていらして、「この色=Aさん」というイメージは根強かったのかもしれません。