ネコハウス

気付けば、生活の中心が猫でした。

家具を分解、捨てることから学ぶこと。

こんばんは、ヤマネコです。

数日前になりますが、すこし大きめの家具を捨てました。

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家具というのは、IKEAのポエングというアームチェア。四年前にお迎えしたものですが、私にとってはとても思い出深い椅子になりました。

www.ikea.com

生まれて初めて行ったIKEAで、初めて買ったのがこの椅子。安い(当時5000円くらい)のに座り心地がよくて、軽くて、居眠りもできて、猫たちも気に入ってくれて。初めて当ブログに雑誌の取材依頼が来たのもこの椅子の件だったと思います(お断りしてしまったので実現はしていません)。


ただ、気に入っていたからこそ、傷みも早かった。

早い段階で猫が爪をとぎ始めました。
カバーを洗濯しても染みが抜けなくなりました。
本体は丈夫なものの、クッションがへたり始めました。
爪とぎが続くせいで生地が毛羽立ち、猫の毛が絡みやすくなっていきました。

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中綿(ウレタン)がポロポロこぼれ落ちるようになったのは、昨冬のことです。


本来、ポエングは四年でダメになるような家具ではありません。とても丈夫で、うまく使えば十年、二十年と活躍してくれるはず。

クッションを買い替えることもできるので、当初から、猫が爪をといでしまったら買いなおすつもりでした。ただ「交換後もすぐに爪とぎにされてしまう」と思うと…タイミングが難しく、結局一度も買いなおすことなく使ってきました。

自作のカバーもすぐにボロボロにされ、ダニも心配になり…今夏、猫たちもあまり使っていないのを確認したため、とうとう手放すことに。


購入時には、長く大事にしたいと思っていた家具を、こんなに早く手放すこと…そこには反省点がとても多いです。同時に「無理して大型のソファを買わなくて良かった」と思うことにもつながりました。大きければ大きいほど手放すのが大変になりゴミも増やしてしまうので、そうならなくて良かったなと。

ポエングも結局ダメにしてしまったけれど、たった四年でもすごく快適に使えました。猫たちと一緒に楽しめたその経験に見合うだけの価値があったな、と。それは消耗品を使い切った時の気持ちに近いです。

買わなければ無駄にならなかったけれど、諦めていれば、猫たちがこの上に寝そべっている姿を見て癒されることもありませんでした。

家具を使い切った、という表現は変かもしれませんが…至る所がボロボロのポエングを見て、十分満喫させてもらえたことに感謝しています。


そしてゴミにするのは心苦しいけれど、譲渡できるほど状態も良くなかったので、今回は分解(分別)して処分することに。

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大きくて、包み込んでくれるようだった家具が…

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最終的に、とてもコンパクトに。これも小型の家具だからできたこと。

今後、大型家具を買う機会というのはそんなに多くないだろうと思っていますが、「畳めること」や「分解できること」なども優先的に考えながら、自分なりのシンプルライフやコンパクトライフにつなげていこうと思います。


関連テーマ。


先日の猫。

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ネジを外していくだけの作業だったので、あまり危険はないかな?と猫スペースで。

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なんだか「お見送り」しているように見えました。