2016夏*新しょうがで、お寿司屋さんのガリづくり。
こんばんは、ヤマネコです。
待ちかねていた新生姜が店頭に並び始めたので、紅生姜ならぬ「生姜の甘酢漬け(ガリ)」をつくりました。
※今夏初めて出会ったのは、高知県産の新生姜でした。
紅生姜とガリ
本来、紅生姜は梅干しづくりでできる「梅酢」を利用し、加糖はしません。一貫した季節しごとで生まれる食品だったのかなと思います。
一方、ガリは、別途用意した「甘酢(酢+砂糖)」をかけるものなので、いつでも作れます。でも新生姜でつくると美味しい!ということで、出てくるのを待っていました。
「紅」の色
市販の紅生姜は着色料を使っているものも多いようですが、本来の紅生姜の「紅」色は、梅干しに使う紫蘇の色。でも我が家の梅干しは赤紫蘇を使わない「白梅干し」なので、あまり色を気にする必要はないかなと。
それにまだ梅雨の季節で、梅干しを干す工程に移るのは早いため、今回は甘酢漬け、ガリを仕込みました。
材料
道具は包丁、ボウルなどキッチンにあるものが主ですが、生姜が入るだけの「清潔な瓶(消毒済み)」を用意。
材料:メイン
- 新生姜(今回は高知産)…400~500g*1
- 塩…小さじ半~1
- 水…鍋に適量(生姜を茹でられる/溢れない量)
材料:甘酢
- 酢…200~300cc
- 砂糖(今回は甜菜糖)…100~150g
工程
- 新生姜を洗う(洗いやすい大きさに切る)。
- 薄く切る(スライサーでも可)*2。
- 塩に和えて小一時間置く(水分が出てきます)。
- 鍋に水を入れて沸騰させ、新生姜を入れる。
- 1~3分茹でる(長いほど辛みが抑えられる)。
- ザルに上げ、水分を切ったら瓶に移す。
- 鍋に甘酢の材料を合わせて、沸騰させる。
- 瓶に入れた生姜に、甘酢をかけ入れる。
- 冷めたら蓋をして、冷蔵保存。
生姜を切る際、ピンクの部分を残し、熱々の状態で甘酢をかけると「ほんのりピンク色になる」とのこと。この後ほんのすこしだけ、ピンクになりました。
ガリは発酵させるわけではないので、すぐに食べられます。日に日に味や色が変わり、「キレイな色」で食べられるのが冷蔵保存で一ヶ月程度とのこと。色が褪せてくるようですが、三ヶ月くらいは日持ちするそうです。
参考書籍
梅しごとと同じく、こちらの本(電子書籍)を参考にしました。
書籍は「参考」に留めています
本は「土台」として参考にしているだけなので、ネット情報も取り入れています。たとえば細かい分量が違ったり、本にはない「茹でる」という工程を取り入れたり。私が茹でようと思ったのは、(家族が苦手なので)辛みを緩和させるためでした。基本に忠実にという方は、どうか書籍などをご確認ください。
ネット上でも、個性あるレシピが色々見つかります。
ガリの用途
私はそのままつまみ食いするのも好きなのですが、特にアレンジしたいのは、佃煮と炊き込みご飯。それから稲荷寿司やおむすびには添えたいです。
生姜はとりすぎると胃が荒れてしまいますが、食中毒予防の殺菌力もあるとのこと。時々、アウトドアへ持ち出すお弁当には入れていくつもりです。
季節にあった台所しごと
特に何をするわけでもなかった、夏至の本日。ちょっと久しぶりに甘酒も作りました。米麹の甘酒をベースに、酒粕を足して。
酒粕ベースの甘酒はちょっと苦手なのだけど、これは私の好みです。
次はなんだろう?我が家ではジャムやシロップを作ってもあまり喜ばれないので(食べたいのは「ほんのちょっと」だけ…)、6~7月は生姜のアレンジが続きそうです。あとは、夏の果物。
家族が買ってきてくれた、山形県産のさくらんぼ。幸せすぎる。
昔は、さくらんぼを食べられるのが季節限定なんて不幸だ、と思っていましたが、四季折々の楽しみを重ね、暮らしていく幸せを知ることができて良かったなと思います。
関連テーマ。
本日の猫。
スナップエンドウのニオイだけを延々と嗅ぎ続ける猫。
(手を引っ込めようとすると止められる)
エアコン初起動となった昨日でしたが、今日はまた扇風機だけ。でも昨日よりは涼しい一日でした。