ネコハウス

気付けば、生活の中心が猫でした。

本の整理と、悲しい時の対処法。

こんばんは、ヤマネコです。

今日は午前中から、「手放す本」を買取に出す作業をしていました。結局終わらずに明日へ持ち越しですが、嬉しい発見もありました。

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※仕事の関係で、一般家庭より蔵書が多いと思います。

整理中の、嬉しい発見。

発見、というか…ずっと以前に「誤って手放した」と思っていた本を見つけたんです。こういう「持ち物を把握していない状態」は私の望むところではないのですが、紛れ込んでしまった一冊を見つけた時、とても嬉しかったので良いことにしました。

溜め込む一方だったら見つけることもなかったし、片づけのご褒美、と前向きに捉えています。


見つけた本は、すこし暗い本。

漫画本なのですが、タイトルは「私たちの幸せな時間」。さっきまでこのコミカライズ版しか知りませんでしたが、韓国で映画化されているそうです。

私たちの幸せな時間 (Bunch Comics Extra)

私たちの幸せな時間 (Bunch Comics Extra)

ネタバレせずに私なりに内容を書くと…

実母への憎悪を持て余して自殺を繰り返す女性と、悲しい生い立ちから無差別殺人者となった死刑囚のお話。万事うまくいくようなハッピーエンドではありません。

私の説明ほど暗くはありませんが、読後感爽快!のような話ではないし、偽善的に感じ取る人も居るだろうし、決して誰にでもオススメとは言えませんが、私は小説でも漫画でも、気持ちが不安定だったり、モヤモヤしている時にこういう内容の本を読むと落ち着きます。

そして思い出すのは、昔すこし学んだ音楽療法での「同質の原理」という言葉。簡単に言えば「悲しい時は悲しい音楽を聴くと立ち直りが早い」という考え方です。


悲しい時は、とことん悲しむ「同質の原理」。

悲しい時に、あえて明るい音楽を聴いて無理に気分を盛り上げようとすると、一時は元気になってもぶり返しが早いので、気持ちに寄り添った音楽を聴きながらゆっくり自分を癒す、そんな音楽の使い方(?)。本当に悲しい時に「元気出して」と言われるより、「辛かったね」と同調してもらえるほうが落ち着く…そういう感覚です。

今日は911の同時多発テロを思い出し、すこし穏やかな気持ちで、静かな本や音楽に触れたい…と思っていたのですが、実は鬼怒川決壊のニュースをブロ友さんの記事で知りました(テレビを観ないのが災いして…)。


台風なんてよく通るものだし、日本人は慣れているような思い込みがありましたが、侮ってはいけない自然災害だと認識を改めました。

遅まきながらお見舞い申し上げると共に、一日も早い復興をお祈り致します。

私も心静かに、自分ができること、そして今日やっておかなければならないことを考えてみます。


トラコミュ。


本日の猫。

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こちらも「失うこと」を考える時、たびたび読み返す一冊です。

最後だとわかっていたなら

最後だとわかっていたなら

わかっていたら、できること。

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ふと、今日が最後かもしれない、と考えてみると、優先すべきことが見えてくる気がします。色々思うことはありますが、ありがとう、とか、ごめんなさい、は明日に持ち越さないようにしたいです。


当記事に言及・リンクして頂きました(後日追記)。

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