ネコハウス

気付けば、生活の中心が猫でした。

防災用品の「定位置」について

こんにちは、山音ことら(ヤマネコ)です。
(外出予定があるので、久々ですが明るいうちに更新させてください)

一日遅れてしまいましたが、我が家も防災の日にあわせて備えを見直しました。防災用品は何度か記事にしたり、時々追加したりしているので、今回は「場所」の見直しをします。

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※氷砂糖より、コンペイトウ派。

毎年3月(東日本大震災の記憶を辿りながら)と、9月(防災の日)にあわせて防災用品を見直しているのですが、たびたび迷うのが、備えたものを「置く場所」。サッと出せない場所にしまいこんでおくのでは、意味がないかなと思っています。

常に同じ場所に置いて「覚えておく」ことも大切ですが、暮らし方が変わるたびに「使いやすい」最善の場所へ移動させたいので、今の定位置を見直しました。


玄関(家から出る場所)

  • スニーカー
  • ヘルメット
  • 緊急時持ち出し用バッグ(最低限の荷物)

家から出るための避難経路を何通りか考えてみた結果、十中八九「玄関は通る」ので、サッと取り出せる位置に動きやすい靴やヘルメット。そして即座に持ち出したい最低限の荷物をその傍らへ置きました。

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ヘルメットは折りたためるタイプにしたので、多少コンパクトに収納できています。最初はリビングに置いていたのですが、家族それぞれの暮らし方を見て、今は玄関へ。

TOYO 防災用折りたたみヘルメット ブルーム ホワイト NO.100

TOYO 防災用折りたたみヘルメット ブルーム ホワイト NO.100

完全な私見ですが、一人分のヘルメットなら折りたためなくてもいいかな…と思いました。二個、三個と並べた時に、コンパクトさを実感します。


キッチン(自宅待機時の大事な食料庫)

  • 飲食品(ローリングストック分)
  • カセットコンロ+ボンベ

キッチンに置くのは避難用ではなく、主に自宅待機時のために備える食事。ライフラインが復旧されるまでの間に供えて、まずは冷蔵庫の中身から消費していき、それから常温ストック品を。簡単な加熱調理に備え、カセットコンロも用意してあります。

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尚、「無洗米」のローリングストックはやめました。


寝室・クローゼット(備蓄品を分散して保管する場所)

  • 緊急避難を想定した日常的な寝巻き(下着姿NG)
  • 水(ストック分)
  • 食品(ストック分※クラッカーなど)
  • トイレットペーパー(ストック分の一部)
  • 猫の飲食品(ストック分)
  • 猫のトイレシート(ストック分の一部)

就寝中の災害発生を想定した見直しも必要でした。まずは家族分を含めて「寝巻きで避難」ができるかどうかを。更に床(避難経路)にものを置かないなども確認。

ストック分は避難時用ではなく、自宅待機時を想定しています。また本来の「収納」の考え方だと一箇所に保管したいのですが、防災マニュアルにしたがって分散備蓄を取り入れました。


リビング(寝室・キッチンと隣接する猫スペース)

  • キャリーバッグ・ケージ
  • ハーネス・リード
  • 猫の飲食品(開封済みの一部)

猫優先のため、「可能な限り避難せずに済む備え」を整えるようにしています。それでも家から出ての避難が必要な場合、リビングで猫たちをキャリーバッグへ入れたり、ハーネスを装着するつもりです。

ただし、更に最悪の大惨事を想定した場合、キャリーに閉じ込めずに外へ放すつもりでいます(私が大怪我で動けなくなる可能性なども考えた上での、最後の最後の最後の手段です)。生き残る可能性が僅かでも高いほうに賭けます。


バスルーム

  • バスタオル一枚を脱衣所に常備

入浴時=全裸なので、この場合の災害発生も想定しておく必要がありました。我が家では湯上りに使うタオルをフェイスタオルで統一していますが、普段は使わないバスタオル一枚を脱衣所に置くことに。これがあれば、全裸のタイミングで緊急避難が必要になっても「(入浴中の誰であっても)隠して逃げる」がなんとかできると思います。


家で過ごす「服装」も見直す。

私が自宅で過ごす間、入浴中以外は、寝ても覚めてもほとんどワンマイルウェア(家着を兼ねるご近所着)を着ています。この「ワンマイルウェアの着脱しやすさ」は避難時にも役立ちそう。

かぶるだけのシンプルなワンピースなら、万が一入浴中に避難が必要になっても、濡れたままサッと着用してとびだす…も可能かなと。買い直す時も、避難時のことを考えて選ぼうと思います。

(本当は、バスローブを一枚用意しておくと便利そうだなと思いました)


暮らしに「変化」があるたび見直す。

私は普段、仕事部屋で過ごす時間が長いのですが、今年の夏はエアコンの節電を目的にリビングにとどまる時間が増えました。それなら過ごす時間が長い場所に、必要なものを移動させるのが理想だと思います。

常にヘルメットを持ち歩く…は難しいですが、身近に置くよう見直す。それは年に一回、二回という定期的な作業ではなく、その都度の備え。

一年後、明日、今から数分後、絶対に何も起こらない、という確証はありません。自分のためにも家族のためにも、後回しにすることなく準備していこうと思います。


トラコミュ。


ついさっきの猫。

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なんでもない普通の日々を奪われるのが怖いです。
せめて「あの時やっておけば」と後悔することのないように行動します。