持ち物以外の「無駄なこと」って何ですか？
こんばんは、ヤマネコです。
常々「無理や無駄のない生活を」と暮らし方を見直してきましたが、そういえば私にとっての「無駄」とは何だろう？と考えてみました。
※数年前の写真です。茶色いのはビーズクッションで、手放しました。
「嫌」と「無駄」は違うもの。
私は「嫌なこと」を「無駄なこと」と履き違えてしまうことがあります。
たとえば十代の頃に「勉強嫌だな、こんなこと大人になったら何の役にも立たないし無駄」と思ったり、成人後に「掃除嫌だな、どうせすぐに汚れるんだし無駄」と考えたり。ただ「嫌」なことに対し正論っぽい理由をつけたくて「無駄」の一言で表現していたのだと思います。
しばらくしてから勉強は大事だったと気づいたし、掃除も快適な暮らしを求める中では必要なことだと思えるようになりました。でも当時はそれがわからなかった…と考えていくと、今「無駄」だと思っていることも、いつかそうではなかったと気づくことがあるかもしれません。
嫌な経験も、今の自分の素材になった。
私は夜道での変質者やストーカー被害に遭ったことがあるのですが、あれは経験したくないことでした。恐怖だったし、何度も警察に出向く手間や時間は膨大なもので、あれはある種の「無駄」でした。でもその事件のおかげで多少危機管理能力が上がり、結果的に肥やしにしてやった！と今は思っています。
（トラウマで苦しむ女性も多い筈なので、誰にでもあって然るべき経験だとは思いません）
最近は私の生活にマイナスになりそうな人との交流を避けていますが、もしかしたらそれは勿体無い行為なのかもしれいないな、と時折思います。そういう人間関係も、色々な視点で見れば無駄ではないのかも。
「嫌な人」を作るのも自分。
先日、仕事でちょっと嫌なことを言われてしまったのですが、後日そのことについて、思い切って「ああいう言い方は嫌でした」と伝えてみました。平謝りさせてしまったけれど、こういうやり取りって大事かもしれないと思います。
あのわだかまりで、こちらの勝手な不快感を説明しないまま相手に押し付けていれば、きっと相手も私に対しての苦手意識が生まれ、ギクシャクするのは目に見えています。この場合、私は「相手が悪い」と思っていましたが、相手がそれに気づいていないのであれば、それを伝えない「私も悪い」のかもしれません。
もちろんこの流れでお互い冷静に話せないと、またこじれますが…何の努力もしないまま「嫌な人」を作っていたのは私でした。
考えてみると、私には「無駄なこと」が少ない。
人によって、自炊することが無駄だったり、SNSへの参加が無駄だったり、猫と暮らすことが無駄だったり…考え方は色々あるかもしれませんが、無駄だと思えばそもそも手を出すことはあまりないだろうから「やめる」という判断も必要ないかなと。私もあえて炎天下で散歩するとか、昆虫を育てるとか、興味のないことを意味もなく始めたりはしません（好きな方、ごめんなさい）。
私にとっての「なくしたい無駄」は、先日も書きましたが、あえて無理して失敗してその後始末をする…という「後始末」が無駄。
それなら、ひたすら無駄を探して根こそぎ排除しようとしなくても、「無理をしないこと」が理想の暮らしに近づく一歩になりそうです。
（でも「無理すると失敗して時間を無駄にしてしまう」と気づけたので、この流れも無駄ではなかったのかもしれません）
皆さんにとって、なくしたいほど無駄なことって、どんなことですか？
トラコミュ。
本日の猫、一枚だけですがとっておき（当人比）です。
冒頭のクッションに埋もれた猫たちの、更に昔の写真。
現在、成長してこのブログには日常的に登場しています。
