眠れない夜、睡眠薬の代用にするもの。
こんばんは、ヤマネコです。
私は普段、睡眠トラブルとは無縁です。ただ、なかなか眠くならない日も稀にあり、無理にでも寝なければ…という時のための特効薬があります。
それがこの本。
眠るためというよりは…「泣く」ための一冊です。
泣くと眠くなる体質です。
子供の頃であれば「泣き疲れて眠る」という経験が誰にでもあるでしょうか?私は眠りたい時にあえてそれを再現するようになりました。
ただ、私の場合は女優のように涙腺を自由に操ることができるわけではないし、実体験(悲しい出来事)を詳細に思い返し始めると、かえって脳がフル回転して目が冴える気がするので、あえて道具に頼ることに。
- 作者: 須藤真澄
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/01/16
- メディア: コミック
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内容は…猫と暮らす作者のエッセイ漫画で、愛猫との別れ(死別)の数日間が綴られています。私は後半、ページをめくるたびに実体験と重ねてボロボロ泣きます。
デメリットをメリットへ。
この本を初めて読んだ時から、何十回読み返しても涙があふれてきます。何度読んでも泣けるのは、やはり自分に重なる部分があるから。そして前述どおり、私は「泣く」と「眠い」が直結…その後起きていられません(ただし、日中などは5分くらいの仮眠で目覚めます)。
そこで逆に「眠りたい時に読む」ことにしました。泣きながら読破して(再読本を飛ばしながらなので15~20分くらい)、布団をかぶってしまえばいつの間にか眠りに落ちています。
読む(泣く)のが短時間だからなのか、起きた時に目や顔がはれている…といったことも今のところありません。それから…私はあまりスピリチュアルな話は得意ではないのですが、こういう本を読んですぐに眠った時は、今は亡き愛猫たちと夢の中で再会するので、夢見も目覚めもスッキリ。
私にとってはこの本が特効薬でした。
いつもは転がったら起きていられない体質。
私は普段、眠くなるまで仕事(在宅業)をしているので、寝具の上でゴロゴロ眠れない時間を過ごすことは滅多にありません。本も読みません。
就寝前に雑誌を開いてゆったり…にも憧れたのですが、起きていられないのです。
どんな体勢をしていても、気付けば寝ています。おそらく5分も経たずに舟をこぎ始め、時には本もぐちゃぐちゃになっていました。
顔の上にかざして読み始めた本は、気付いた時には顔面を直撃しているし、携帯電話は上唇を切る凶器でしかなかったので、もう何かを寝床に持ち込むことはやめました。
そのくらいスルンッと眠れるので、滅多に睡眠薬(本)は必要ないのですが…いざという時にとても便利で、そして大好きな一冊のご紹介でした。
この本、猫と暮らしている方にオススメです。
最後に、この本について。
嫌な言い回しになりますが…猫(人も)が老衰や病気になってその覚悟をし始めた時よりも、元気で若いうちに「こんな別れがあるかもしれない」と体験談を読んで知識として入れておけば、いざという時に慌てることなく、ゆっくり、しっかり別れの時間を持てると思うのです。
たとえば自家用車がない環境で、距離のある火葬場までどう連れて行くか…など、想定しておけば慌てずに済むかなと。公共の交通機関(タクシーであっても)では嫌な思いをする場合もあると思います。
ノウハウ本ではなく「実際にこうしました」というエッセイ漫画ですが、他人事(ごめんなさい)だからこそイメージしやすいこともあるかなと思っています。
トラコミュ。
こんな本も捨てられません。
私の手放せない本。今でも時々捜してる。 pic.twitter.com/oQCQ64URCZ
— ヤマネコ (@lynxes22) June 22, 2015
この本、捜すべきはシマシマ男だけじゃないんですよ。巻末などに「○○している女を捜せ」みたいに色々な追加課題があって面白いのです。
こんな本も届きました。
頑張ってみようと思いまして…。
そして昨日の本、月末は少し時間をとりにくいので、毎日15分だけ読んでも良いことに。椅子に座るとつい延長してしまうので、15分間立ち読みです。
来月、もう一度ゆっくり再読予定です。