ネコハウス

気付けば、生活の中心が猫でした。

人と猫のため、緊急時の備えリスト。

トピック「被災」について

こんばんは、ヤマネコです。

本日で東日本大震災から4年が経ち、色々な感情渦巻く中で、私も黙祷を捧げました。あれから毎年、この日を「緊急時の備えを見直す機会」にしています。

待機か、避難か。

必要な備えは沢山あると思うのですが、それを「どこで」使うかで、選ぶものが多少変わると思います。

  • 自宅待機…一定期間、自力で生活することに備える。
  • 避難所…移動に支障のない量を備える。

臨機応変さも大事ですが、もし選べる状況にあれば、私は避難することより、ギリギリまで「自宅待機」を優先します。

そうしたい一番の理由は「猫たちを連れての避難」に不安があるためで、他の家族は避難させ、私と猫は残れたら…と理想論ですが、思っています。

その分、援助を受け難くなる可能性も考え、食料などは多めに備えることにしました。


自宅待機のために。

無いと困るもの。
  1. 食料(ローリングストック)
  2. 水(ローリングストック/猫も飲める軟水)
  3. 除菌用アルコール・ウェットティッシュ(水道が使えない場合に)
  4. カセットコンロ+ボンベ(+普段用の鍋)
  5. 使い捨てトイレ
  6. 使い捨て女性用品
  7. トイレットペーパー(ローリングストック)
  8. ラジオ
  9. 懐中電灯
  10. 携帯電話(家族が揃うまで)
  11. 電池
  12. ろうそく
  13. ライター
  14. 防寒具・カイロ(電気が使えない場合に)
  15. キャットフード(一ヶ月分以上)
  16. 猫のトイレ消耗品
  17. ゴミ袋
  18. ニオイの漏れないゴミ箱(ゴミ処理方法を考えておく)


食べ物は、ローリングストック。

食べ物や水はローリングストックしていますが、保存期間が長い備蓄専用の水(ペットボトル)も買い置きしてあります。


※5年くらい保存できるものを。

水は足りなくなる不安も大きいため、折りたたみタンクも準備。

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ラジオ兼懐中電灯は、手回しで使えるタイプで携帯充電も可能。
食材は普段使いのものがメインで、加熱調理は主にカセットコンロを活用。

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実はレトルトやインスタント食品がほとんどなく、検めてみて買い足す必要性を実感しました。


トイレの備えも、万全に。

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私は使い捨ての女性用品を普段使いしないのですが、被災された方の体験談を伺って、備えておくようにしました。

節水のため、手洗い時にはウェットティッシュやアルコールも活用。


※このナプキンは、普段ならトイレに流せます。

使い捨てトイレは市販品も買ってありますが、猫のトイレ砂でも代用できます。

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ビニール袋(出来れば黒)に砂を1~2カップ入れ、人間用の簡易トイレに。これもローリングストックとして、多めに備えるようになりました。

また、トイレットペーパーは一巻170メートルのものを買っているのですが、短いものをストックしておくより、収納や持ち運びに便利です。


※見た目は一般的なものと大差ありません。ちょっと薄手ですが、それなりに柔らかいです。


避難のために。

避難する時、持ち出すもの。
  1. 1~2日分の食料
  2. 1~2日分の水
  3. 糖分補給の菓子類
  4. アルコール・ウェットティッシュ
  5. バスタオル(防寒具・寝具・衛生用品)
  6. レインコート(雨具・防寒具・敷物)
  7. 衣類・下着
  8. 笛(鈴)
  9. 応急処置セット(消毒液・絆創膏・シップ・包帯など)
  10. 使い捨てトイレ
  11. 使い捨て女性用品
  12. トイレットペーパー(1~2巻)
  13. 油性ペン(手足やガラスなどに書き込める筆記具)
  14. カッターナイフ
  15. 携帯電話(家族が揃うまで)
  16. 懐中電灯
  17. 電池(他の所持品に合わせて)
  18. 耳栓(使用前提ではありませんが、念のため)
  19. 使い捨てカイロ(温)/ヒヤロン(冷)
  20. ヘルメット(防災頭巾)
  21. 軍手(防寒・怪我防止)
  22. スニーカー(避難時に走れる靴)
  23. ゴミ袋

現金なども大事ではありますが、それよりもまず必要になるもの。
私は古い眼鏡(度数は同じ)も入れています。


頼りたいこと、備えたいこと。

避難所へ行けば、多少の援助を受けられるのでは…という期待もあるのですが、食事や消耗品など、数日分は自分たちで準備しておきます。

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上の写真で一人分(三日分)、同セットを家族人数分準備。
(キシリトールガムは、緊急時の歯みがき補助に)


避難中に必要なもの。

家族人数分、折りたためるタイプのヘルメットを買いました。

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紐を引っ張るだけで形ができるもの。
(簡易的な説明が本体に貼られたシールにも書かれています)

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思っていた以上にしっかりしているので、強度も信頼しています。

スニーカーは、靴箱からすぐに取り出せる位置に収納しました。


猫との避難に必要なもの。
  1. キャリーバッグ
  2. キャットフード(ウェットフードなら水分補給にも効果的)
  3. 水(ミネラル分の少ない軟水)
  4. フード・水の器
  5. 首輪+ハーネス
  6. ウェットティッシュ
  7. トイレ+砂(普段の愛用品/外で済ませることも考えて)
  8. トイレシート(粗相・嘔吐などに備えて)
  9. ゴミ袋
  10. 大きめの洗濯ネット(暴れる猫を落ち着かせるために入れます)
  11. バスタオル(爪を立てる猫を抱える時に使います・猫の寝具にも)
  12. 猫が好きなおもちゃ(逃げてしまった時、呼び戻す道具として)

普段から爪を切っておくことも、備えのひとつ。


避難が必要になった時、猫たちをどうするかが最大の課題。

一番は自宅待機ですが、それが難しければ自動車移動(車内待機)が理想で、人間の寝泊りする場所を兼ねつつ、しばらくは共に暮らせたらと思っています。

トイレや食事の心配、他の避難者への迷惑(アレルギー・衛生面・鳴き声)、猫たち自身へのストレスを考えると、避難所へ同行させることは私のエゴに思えてなりません。
追記:うちは猫が多いため、連れ出す不安が大きいのですが、大人一人に1~2猫の同伴という形がとれるなら、迷わず連れて避難すると思います。

…いずれにしても臨機応変さが必要になり、まだ答えを出せないのが本音。とにかく、出来るだけ自宅待機に望みを繋ぎ、思いつく限り万全の備えをします。

トラコミュ。


上を向いて。

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穏やかな未来へ進んでいけますように。