どうしようもない、私のクローゼット。
こんばんは、ヤマネコです。
昨日記事にしたメイク道具の見直し中、「このメイクをしないなら、あの服も着ないかも」と思い出すものがいくつかあって、一度クローゼットから出しました。
服とメイク、その他の服飾品…あわせて少しずつ整理しています。
ワードローブと、私の黒歴史。
かつて、自分に似合うファッションを求め、迷走し、私のクローゼットにはその遍歴がパンパンに詰まっていました。
清楚な服だったり、露出が高かったり、原宿系だったり、コンサバだったり。自分でも一体どこに行きたかったのか分かりません。
同行者、環境、行動、どんなTPOにも対応できるだけの服を揃えておけば、いつだって「あの人浮いてる」と後ろ指さされることもないし、人や環境に合わせることで、自信のない自己表現を曖昧にできました。
かと言って嫌いな服を着ていたわけではないのですが、それだけ色々なテイストを集め続けていたのは、自分らしさがなく、センスを磨けていないから…気付けば疲れていました。
私の理想の「装い」と「印象」。
守るべき最低ラインのTPOを踏まえた上で、常に自分のスタイルを貫けるようになりたい。ファッションにメイク、迷走せずに方向性を見極めたい。
増える一方だったワードローブと向き合って、考えた末…
- きりりとした美しさより、ふんわり柔らかい雰囲気。
- 女子力の高いしっかりメイクより、化粧っ気ないくらいのナチュラルメイク。
- 中心に立てる輝きより、隅っこを汚さない清潔さ。
私の場合、こうなりました。
そして、こう。
実のところ、以前の私が好きだったテイストからは少し離れて、この着地点。
好きなテイストと、似合うテイスト、合致すれば一番ですが、私はちょっと食い違ってしまうタイプのようでした。嫌い・苦手といった、ネガティブな印象がなかったのは幸い。
むしろ「柔らかさ、ナチュラルさ、清潔感」、本当に身についたら、この先いくつ歳を重ねてもお付き合いできる印象かもしれない。
そう、1~2年前から心に留めているイメージです。
なぞはすべて解けた。
さかのぼること数年前、友人に服(試着程度でほぼ新品)をもらいました。
※私のひいき目では、写真よりもうすこし上品なネイビー。
かわいくないですか?
シンプルすぎますか?
制服っぽいかな?
でも私は今でも好きです。
頂いた理由は、グラマラスな友人にとって「胸元がキツイ」という話でしたが、私はストーンと着られて、ニヤニヤされました。屈辱。
そうは言っても「あらステキ」と思って頂いたのですが、友人とは言え服のやり取りをするほどの仲ではなかった人なので、なんで私に声をかけてくれたのかは不思議でした。
しかも、私が絶対に選ばなかったであろう、青系、そしてこのライン。
ひねくれ者なので、「似合いそうだから」という言葉も社交辞令と受け取って、でもそんな風に言ってもらえたことは嬉しくて、好奇心も手伝って頂戴しました。
でもここ数年、整理整頓のために沢山の服を手放した中、このワンピースはまだ私のワードローブ勝ち残りトーナメントで勝利続き。それどころかすごくお気に入りで、春夏はヘビロテの一枚になっています。
よく考えたら、当時の私は前述の「迷走の黒歴史」真っ只中だったので、本当に「似合う服」を教えてくれていたのかも…と今になって思い至りました。
自分で決めたことや、好きという想いを貫徹するのも素晴らしいことですが、自分に自信のない私の場合、友人の声に耳を傾ける柔軟性をもっと持つべきでした。次に会う時に伝えようと思いますが(実際にはなかなか会えないのですが…)、今は彼女にとっても感謝しています。
参考にさせて頂いているトラコミュです。
本日の猫たち。
しっかり、がっちり。
そっくり、シンクロ。