人間関係、皆でやめた贈り物。
こんばんは。
少し前に、仕事でお世話になった方に対し、お歳暮の手配をしました。以前は同業者である友人とも贈りあっていたのですが、二年ほど前からそういう「贈り物」をやめました。
やめたのは「一部の友達」へのお中元、お歳暮、誕生日プレゼントなど。やめたといっても、私が一方的に廃止したわけではなく、お互いの意思を確認しあって、皆揃って贈り物のやり取りを中止しました。
喜ばれる自信のない贈り物。
お歳暮などは、本来、お世話になっている相手に贈るものだと思うのですが、その相手の趣味嗜好がわからないことがよくあります。
そこで私に考えられた選択肢は三つ。
- 無難なものを贈る(定番の食べ物・消耗品など)
- 一か八かで選ぶ(喜ばれるか微妙かのリスクを背負う)
- サプライズを諦めてリクエストを貰う(相手も悩ませる)
お歳暮などには無難さゆえの安心感を求めても良いと思うのですが、滅多に会えない友達への誕生日プレゼント選びは難易度が高く、本当は楽しく選びたいのに毎年「悩んでしまうこと」にも自己嫌悪。
ある時、友人ともそんな話をしていて、それならいっそ私たちの間でのやり取りはやめてみようかと提案したのが二年前のこと。
気持ちを物で表現しない。
最初は賛同してくれた友人たちと三人でスタート。
そして二年の内に、参加者(?)が八人に増えていました。
感謝や祝福の気持ちを持たないことが目的ではなくて、その気持ちを物で表現しないことを口約束にして。
本当は誕生日を祝って欲しいのに遠慮する人が現れるのは困るので(むしろ祝われることを喜ぶ人の方が多いと思うので)、あまりアピールはせずに人数を増やすつもりもなく、ひっそりと活動(?)中。
今は八人の間だけで、プレゼントはしないけど想っているからねと冗談めかしたやり取りを続けています。
がちがちのルールで縛っているわけではないので、もっと会う機会が増えたらプレゼントのやり取りを再開するかも知れないし、時々例外の年を作るのも全く問題なし。
そして理解してくれる人が八人(私を除いて七人)に増えたところで、それ以外の相手には気持ちを「形」にして伝える習慣はゼロにならないと思っています。でも相手が色々言い合える友達という関係で、毎年なんとなく億劫に思いながら「そろそろ贈らなきゃいけない」という暗黙の了解に振り回されなくなったこと。これは私たちの関係にとって、小さな改善になったかなと思うのでした。
※いつも参考にさせて頂いているトラコミュ!
今日も最後に猫写真を。
こたつに入った私に、抱っこされています。
隙あらば抱っこ抱っこと求めてくるので、時々ちょっと面倒な子。
でもやっぱり甘やかしてしまうのはやめられず…^^;
そして、謎の親指…でも載せさせてください。